働きたくない!意欲が下がってきた人に向いている働き方は?

ライフハック

もう働きたくない・・・。今後も一生同じ事を続けていくのが嫌・・・・。
誰しも一度はこう思ったことはあるのではないでしょうか?

そもそも日本人は働き過ぎだと言われていますし、休むことに抵抗がある人がとても多いです。

令和になった現代でも、まだまだ長時間労働がはびこっています。

今回は、働きたくない!という人に向けて、労働から卒業するコツをまとめていきたいと思います。

自ら望んで働いている人はどれ位いるの?

まず始めに記しておきたいのは、自らが望んで労働に取り組んでいるのかどうかです。
多くの人は、家庭の為、子どもの為という様に、自分と関わる他者の為に働くか、お金が必要だという現実の為に働いている場合が圧倒的大多数です。

この記事にある様に、日本人労働者の苦痛度や不幸感は世界最高水準です。
そもそも仕方なく働いているので、給与が高い、手に職が付くという事がない場合は、「何のために働いているのだろう・・・。」と落ち込んでしまうのも無理はありません。

では、日本人が労働に対してどう感じているのか?

国土交通省の国民意識調査からの引用ですが、多くの日本人は、理由は置いておいても働くことについての意欲は割と高い水準にあるように見受けられます。

若年層においても、「働きたくない」という回答割合はかなり低い水準にあります。

国の調査は前向きなデータが多いですが、国際的調査になるとネガティブなデータが出ているので、統計から読み解くにはなかなか難しいです。

若干無理やりにでも結論付けるとすれば、【自ら望んで働いているが、仕事内容に時々不満を持ち、労働環境改善を願っているが、個々人がそれらを変えようと行動はしていない。】といった感じになります。

労働する事に対しての疑念を持つ人は案外少ないのかも知れません。

何のために働くかを突き詰めて考えている人は案外少ない

私自身もそうですが、「働く」という事について、本質を考えずにいる人はかなり多いと思います。
正解は人によって異なる場合がありますが、日本人が思う働く事 = 組織に属して就労する という事になっている場合がほとんどです。

独立しようとすれば、「そんな危険な事は辞めた方が良い!」、「安定しているのに勿体無い」という声が続出します。

それだけ組織に属する事に対する信頼は厚いです。

しかし、組織に属して働くという事は、永遠に他者の為に働いていることにしかなりません。
スキルが身に付いたとしても自分の為に働いているという事にはなりません。
会社の為に、自分の時間を捧げているという表現の方が正しいですね。

逆に独立して働いた場合は、自分が行う労働全てが自分の為です。
それに伴って得た利益も全て自分のものです。
組織の為に働いた事が全て自分に還元されます。

よく日本では、「給与を貰って働いているのだからプロとしての自覚を持つべき」という考えがありますが、そもそもプロと呼ぶには程遠い給与でそれを実現しようとしているのだから、個人によっては、「は?」と思う人が居てもなんら不思議ではありません。

プロスポーツ選手で考えると非常に分かりやすいですね。年間何十億も稼ぐ人は、確かにプロとしての自覚は持っていると思いますし、持つべきだと思います。

一方、労働力提供者としてはどうでしょうか?手取り20万程かも知れません。そんな場合に、「プロとしての自覚を持て!」と言われると、「は?」となりませんか?

年間400万円程度で、「プロとしての自覚を持て!」と日々言われていると、気がおかしくなりそうですが、残念ながら日本はそういう社会なので、今後そういった発言がなくなることはないと思います。

働きたくないと思った場合の対処法

「働きたくない!」と思ってしまったら、どうすれば良いでしょうか?

「働かない」という選択肢も勿論有りですが、それを選択した場合、先々で経済的に困窮してしまう可能性が大きいです。

病気により、働く事が困難になった場合は、まずはゆっくりと療養しましょう。
一般労働者の場合、病気によって働けなくなった時、サポートがとても手厚いので、収入は減ってしまいますが、焦らずにゆっくりとされる事が復帰への近道ですので、医師と相談のうえ、療養しましょう。

健康な状態で、「働きたくないな」と思ってしまった場合、将来的にどうなっておきたいかを考えるタイミングです。

このまま今と同じ仕事を続けていても良いのかな?と少しでも思ってしまったら、転職のタイミングが近いです。

次の日から直ぐに違う仕事ができれば良いのですが、それは無理なので、今の仕事を続けながら、自身のキャリアプランを考える必要があります。

適度に力を抜きつつ定時退社を心がけ、空いた時間を転職活動に充てることが懸命です。

独立を視野に入れたライフプランを考えよう

「仕事をしていく事」と「組織に属する事」は全く別物です。

前述した様に、多くの日本人は就労する事に対して、さほど否定的ではありません。
しかしながら、組織に属して働く事が正しく、独立等は一部の人間がする事という潜在意識を持たれている方が圧倒的に多いです。

独立して働く事と、組織に属して働く事はイコールではありませんが、働くという観点で見た場合、自分の労働力をどう提供するか?という観点になり、それが結果的に収入へと反映されます。

1時間労働に対する収入は、当然ですが独立した方が高くなります。

・ITエンジニア
・不動産賃貸業、不動産売買、不動産仲介
・税理士
・会計士
・行政書士
・司法書士

独立に向いている仕事をザッと挙げてみました。
キャリアプランを考える上で、独立は視野に入れべきです。しかしながら、やりたい仕事が何なのか分からないという方は、上記の職種に飛び込んでみるのも良いかもしれません。

退職後もスキルはそれなりに残りますから、独立への一歩になります。

いわゆる士業については、それ相応の知識が必要ですので、働きながら勉強できる環境に耐えられるかがポイントになります。

終身雇用制の終焉

日本で働く際の最大限のメリットは、雇用を守る観点からの終身雇用制です。
一度、正社員で働くと、かなり身分保障が手厚く、早々簡単に解雇される事はありません。

しかし、高齢化社会になり、バブル崩壊後の長期的な不況、派遣労働者法の改正等により、正規雇用であっても身分保障が年々薄れていっています。

また、若年層からの突き上げにより、ブラック企業も年々その姿を消しています。

大手企業は、年功序列文化を払拭すべく、今後、NTTの様な社内改革をドンドンと推し進めていくと思われます。

海外の様に、契約内容に基づいて働く文化へのシフトが徐々に進んでいくと思います。
何も考えずに組織に属して働くという考え方を持つ人が淘汰されていく社会に変化するでしょう。

私自身も独立を模索していますが、その中で出会う方(20代後半~30代半ば)は、概ねFIREを模索している方が多いです。

これからの日本の労働環境は、「終身雇用制度の終焉」、「年功序列文化の撤廃」が加速すると考えます。

将来について、常にアンテナを張って、逆算できる人が富を得ていくんだと思います。

転職する事が事態を好転させますし、むしろ転職する事を念頭に働く方が余程効率的だと思える社会がもうすぐそこまできています。

今後の労働市場は?

・リモート就労が可能
・家族との時間が取れる
・長時間労働廃止
・残業代を適切に支払う

過去の高度成長期時の働き方を疑わず、長時間労働が正義だと考える中高年が多いですが、今後は、上述したような労働市場へと変化していく事が考えられます。

その根拠として、SNSの普及が挙げられます。

長時間労働のうえ、サービス残業が当たり前で、低賃金という企業は、今後SNSで晒されてしまい、まともな応募者も現れず会社が回らない状態に陥る可能性が大です。

故に、そういった労働環境を是正していく事を明確にしないと、若年層を獲得していく事が困難です。

とはいえ、全てのブラック企業が駆逐されるか?というと必ずしもそうではないです。

残念ながら、そういった環境が良いという奇特な方も一定数おられるので、一部のブラック企業は存続してくものと考えられます。

対面での労働をメインとしている企業は、今後、その労働観をどれだけ脱却できるかがカギになります。
リモートワークが浸透しつつある中で、満員電車に乗って出社する事への疑念が生じている昨今において、リモートで解決できるならそうすべきと感じる労働者は多いです。

その中で、リモートワークを撤廃しようものなら、若年層は早期に他の企業へと移っていくでしょう。

それだけ働き方改革が浸透しているといえます。
(全く働き方改革が進まない職種・業種もあります。)

まとめ

今後の労働市場は、労働者の流動性がより高くなり、成長する為の転職が増加します。

そういった転職ができるように、日ごろから研鑽をつんでいく人が今後は生き残れる社会になります。

今の仕事にしがみつかない生き方を考えてみる事はとても重要です。
「いつ辞めても生きていける」環境に自分の身を置いておく為の準備をしましょう!

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