為替市場は、先週のコロナショックから、徐々に回復傾向にあります。これは、「コロナウィルスの影響がどこまで出ているのか」をマーケットが探っているように見えます。
コロナウィルス拡散の報道により、急激に円高が進みましたが、今週に入って、下げ幅は縮小し、その影響は限定的だという見方もできますが、それは、あくまで、現時点での反応であり、欧州・欧米で、さらなる感染者や死者が出た場合、さらに円高が進むものと思われます。
各国は、学校を休校にしたり、自宅からのリモートワークへとシフトすることで、この感染症と闘っています。
しかしながら、いつかは誰にも止められない、パンデミックが起こると思います。今は、クロス円はとても難しい相場になっています。テクニカル的に見ても、いつ、どちらに振れても全くおかしくありません。
むしろ、私には上昇するか下降するためのエネルギーをためているように見えます。今週は、米国の雇用統計が発表されますが、結果により、米国株式は反応するかと思いますが、為替への影響は限定的ではないでしょうか。
現に、先日の米国の利下げに対しても、ダウ、ドル円ともに影響は限定的でした。おそらく、マーケットの意識は、コロナウィルスの影響へとシフトしていると思います。
今後の動向に注視が必要です!