寝屋川市長の愚策 その後

時事

さて、思いの外、当弱小Blogの記事をご覧になってくれた方々が居るので、続編を記したいと思う。
この記事の内容は、主に、寝屋川市議会の定例会・一般質問の動画を元に記述しています。

最初に言っておきたい事は、広瀬けいすけ氏が市長に就任して、もう2年程になるとは思うのですが、毎回の議会において、担当者の発言が、かなり市長の意向を忖度した内容になっている。

そして、多くの議員がその事を再三指摘しているが、一向にそれらは解決されていない。

例えば、窓口改革だと言って、接客のプロを登用すると言い、前職が接客業経験者を、オーディション方式で、任期付き職員に登用している事についてだが、この方々が市役所に来ても、既存の職員の残業時間は全く減っていない。

それどころか、幹部職員の残業時間は増加している。

その事を指摘されていても、「業務量の平準化を行う。」としか答弁しない。

就任一年目なら、まだその発言で許されていたかも知れないが、もうその時期は過ぎている。
さらに、窓口時間の延長を実施中であるが、これもまた、既存の職員の業務量を圧迫している。

市長側は、利用者が居る限り、窓口時間延長に意義はあるとの主張だが、実績は時に残酷である。
平均来庁者の数が、限りなく0に近い事が、市議会議員により、報告されている。

であるならば、曜日を限定して、一か月に2日程度の延長で事足りる内容であるし、以前の記事でも述べた様に、ICT機器の積極的導入により、市民が必要な証明書類等は、コンビニで発行できるようにしていく事が、令和の時代においては、大切なのではないだろうか?

寝屋川市長が行っている事は、「働き方改革」が叫ばれる、この時代において、全くの逆を言っている事は、間違いない。

ちなみに、市役所勤務者の、総残業時間は、単純換算で、およそ10万時間であるとの報告もなされていることを合わせて記述しておく。

さらに、驚いた事は、「接客のプロ」と謳い、登用されている人物の、経験職種内容である。

例えば、客室乗務員や百貨店店舗の経験者は、まだ分かるが、他市の市役所の窓口業務に従事していた人物が数名いる事が報告されている。
率直に言って、ただただ驚きである。と、同時に、既存の職員の方々の心情を察すると、やりきれない気持ちになるであろうことは、容易に想像できる。

以前より、ずっと思っていた事であるが、【接客のプロ】と謳うのであれば、現職の接客業従事者をヘッドハンティングすべきである。
単に、過去に経験し、受験時には、その職を辞していたのであれば、プロとは言えない。

そういう考えは、市長にはないんだろう。
ちなみに、給与は、ずば抜けて高い。これでは、今まで頑張ってきた、既存職員の士気は下がる一方である。

議員の質問内容にて、既に、接客のプロ以外の現職職員の数人が退職し、退職には至っていないにしろ、いずれは辞めたいと答えている職員が多数いるそうだ。

最後に、新型コロナウィルスがまだ蔓延る世の中、税収は確実に下がる。
各自治体は、その事を踏まえて、自治体としての在り方を模索しているであろう。
しかし、寝屋川市においては、小中一貫校の校舎デザインを、新国立競技場のデザインを手がけた、 建築家・隈研吾氏に依頼する事を発表している。

今後、税収は確実に下がる事は間違いない事実だと思うが、校舎のデザインに、著名人を起用して、市民は納得するのだろうか?本当に、それが適当なのか?
そのデザイン料をもってして、市内で働く方々、企業の後方支援にする事は考えていないのであろうか?
はなはだ疑問である。やはり、愚策としか言いようがない。

当Blogをご覧になられた方は、是非、寝屋川市議会のYOUTUBE視聴を勧めたい。

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